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2006年8月27日 (日)

金閣寺

姉に彼氏ができた模様です。それに伴い、自分の部屋を片付けだしたとか。彼氏を部屋によぶつもりなのか。はたまた、実年齢を考えてここいらで改心でもしようと思ったのか。

とにかく、近いうちに福岡直下の大地震でも来るのではないかと本気でヒヤヒヤしてます。皆さん十分に注意してください。俺にとってこの事態のありえなさは、細木数子がガングロ女子高生に言い負かされて涙ぐんでるか、小泉首相がヤケクソになって金正日に殴りかかる位に、ありえないんです。

彼氏さんには心から感謝しています。たとえこれが一過性のモノだとしても。洗濯物もまともにたためない姉を彼女にしてあげるってことに、僕は手作りの感謝状でも贈りたい。

さてさて、今日は久々に長くなりそうな気分。

 

題名にある金閣寺ですけど、皆さんは三島由紀夫の金閣寺を読んだことがありますかね?

この作品は、あるお寺に生まれた、ある感情が欠落した、ある少年の話しなんですけどね。

この少年は、生まれつきドモリ(言葉を発する時に最初の発音が上手くできないやつね)で、さらに歩き方のおかしい少年で。

物心ついたときから、親父さんに「この世で金閣寺ほど美しいものは無い」って教えられてきたんですよ。

そしてその少年は青年になり、自身の目で金閣寺を見ることになる。彼にとって、これまでの人生で金閣寺とは絶対的な美であり、超啓示的なものっだったんです。そしてし知らず知らずの内に、金閣寺に支配されてしまうんですね。心だけじゃなく、身体も。

何かをする度に金閣寺を思い出してしまったり、例えば、美しい女性の裸を目の当たりにしても、それを美しいと感じなくなるんです。究極的には、金閣寺が神様。みたいな

まあ三島由紀夫の作品を説明しようとしても、俺の安っぽい頭じゃ文字に変換できないんだけど、ご存知の通り、その少年は、最後には自分で金閣寺に火をつけちゃうんです。そうすることで、初めて自分を金閣寺を切り離すことができた。つまり「自分」になれた。っていうなんとも難しい話なんです。読んだこと無い人は、一度読んでみてください。多分面白くないです。

んで、金閣寺が今日の話にどう関係するかというと、まあ単に恋愛の話しなんですけど。

自分にとっての「金閣寺」を、俺はやっと燃やすことができたんです

俺には今の彼女ができる前、どうしても忘れられない女性がいました。その人とは高校時代付き合っていたんですけど、なんとも魅力的な人で(少なくとも俺にとってですけど)

モノを口に運ぶしぐさ。髪をセットするしぐさ。いつも出かけには何かを忘れて慌てるしぐさ。何もかもが好きでたまらなかった。

そんな彼女とも別れてから、ずっと忘れられないでいたんです。

忘れられないって言うよりも、頭の中のどこか一部を支配してた。少年にとっての金閣寺みたいに。全ての基準が彼女になってしまって、女の子とデートする時も、ご飯を食べる時も、セックスする時も、相手には失礼だけど、俺はいつも彼女を思い出してたんです。「ああアイツはこうやってたな、あいつはこんな匂いだったな」とか。

まるで俺の脳味噌に、くもの巣がベッタリ張り付いて糸を引いてるように。それはどんなに引っ張ってもどこまでも着いてきて、それでいて見えなくて、切れなくて。

どうしようもなく俺を引っ張ってたんです。しかも大事な時ほど強く。

会って間もない女の子とセックスする時は、まるで俺を落とし入れるかのように、それは存在を感じさせないくらいに軽くなったんだけど、少し親密になって、好きになりかけた女の子の時になんかは、身動きが取れないくらいに苦しくさせた。まるでその思考自体が一つの生き物で、意思をもって、俺に寄生してる気がした。

だけど最近、その感覚は全く感じずに済んでたんです。存在自体忘れてた。

そして昨日、元カノにメールをしたんです。携帯にアドレスは入ってなかったから、パソコンに偶然残ってたんで。

前の俺だったら、絶対にメールできなかったと思う。一度連絡なんか取ったら、また思考が支配されそうで怖かったし。

けどメールができたのは、もう大丈夫だって自信があったから。

送った内容は、まあ最近どうよ。今度久しぶりに会わない?てな感じの内容だったんだけど。

返ってきたメールは「元気だよ。私はアナタを傷つけてしまったことを今でも引きずってる。だからそう簡単に、都合よくは会えない。ごめんね」って。

ああ相手も、俺程じゃないにしても、心に金閣寺をもってるんだな、と思って。そして俺の金閣寺の存在にも気づいてるなと思ったから、

「俺はもう大丈夫だよ。お互い大人になったんだ。金閣寺はもう燃やせるよ」って送りました。多分何のこと言ってるんだか分からなかっただろうな笑

その後はメールは来なかったけど、近いうちに会うとしても、俺は平気です。きっと自分でも驚くくらいにスラスラ話せる。彼女の目から自分の目をそらさずに。燃えカスは拾って、ダンボールにでもつめときます。「金閣寺」とでもラベルを貼ってね

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コメント

あたしもドモリなのーー生まれつき。

金閣寺は未読ww三島は仮面の告白と
美徳のよろめきと葉隠入門ぐらいしか
読んでないww

ブログ、面白いね!またきまーす。

うちのブログにもコメントありがと☆

あ・デザイン変わったよね?かっこいいじゃん♪

投稿: mako | 2006年8月28日 (月) 22時41分

え、三島由紀夫の作品てそれくらいしかしらないんですけど?笑

ちなみに、前までずっとこのテンプレートだったんですよ、たまに気分で、ネイビーにだけ変える時があるんです。ふとタバコのメンソールが吸いたくなるように

投稿: ゆうきんた | 2006年8月28日 (月) 23時13分

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